石綿被害判決―見過ごした政府の責任
吸い込むと肺に刺さり、がんなどを引き起こす石綿。経済成長の陰で、その被害への対策が軽視されていた。石綿
大阪・泉南地域の石綿加工工場の元労働者らが起こした裁判で、最高裁が1971年までの13年間、やるべき規制を怠った政府の責任を認めた。
労働現場の安全を確保する規制は、産業重視の立場とときに衝突する。最高裁は労働者の生命・健康を守る政府の義務を重くみる考え方をとった。石綿
厳しい労働環境が依然としてなくならないなかで、説得力をもつ判断だ。
政府が規制の影響を慎重に検討するのは当然のことだが、労働者あっての成長であることを改めて確認したい。石綿
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