2014年10月16日木曜日

【インタビュー 山田孝之×窪田正孝】役柄は「ウシジマとそれ以外」……『闇金ウシジマくんPart2』

【インタビュー 山田孝之×窪田正孝】役柄は「ウシジマとそれ以外」……『闇金ウシジマくんPart2』  「ウシジマとそれ以外」――。山田孝之は15年におよぶ自身のキャリアで演じてきた数多の役柄をそんな言葉であっさりと分類する。シリーズを重ねてきた「闇金ウシジマくん」という作品、ウシジマという役柄がいかに彼にとって特別なものであるかが分かる。窪田正孝  一方、山田に言わせると、ウシジマはタイトルロールでありながらも「本当の意味では主役ではない」とも。彼に金を借りに来る債務者とその周辺の者たち、彼らが紡ぐドラマこそが、本シリーズの“メインディッシュ”なのだ。その意味でまもなく公開の映画『闇金ウシジマくん Part2』において窪田正孝は、まさに主役と言える重要な役柄を担っている。  真鍋昌平の同名漫画を原作に、トゴ(10日で5割)、ヒサン(1日で3割)といった違法な暴利で経営される“闇金”とそこで金を借りる人生崖っぷちの債務者たちの姿を描く本作。今回の映画では、下剋上を目指すホスト、そんな彼に貢ぐ少女、半端な暴走族のヘッドなどが浮上のきっかけ(=金)を掴もうと奔走する。  2010年の深夜ドラマに始まり、劇場版第1弾、今年に入り連ドラの「Season2」、「dビデオ」でのオリジナルドラマの配信があり、今回の劇場版で山田がウシジマを演じるのは実に5度目となる。主演として大切に育ててきた作品であり、思い入れがないわけがない。冒頭に挙げた「ウシジマとそれ以外」という言葉の真意をこう説明する。 山田:芝居をするという意味では同じですが、役柄へのアプローチの方法が他の役とは全く違うんです。丑嶋という役の“型”というのがあって、例えば座るときの角度から手の位置、足の組み方まで全て決まってるんです。内面ではなくて、役の外側を作り込んで、シーズンを重ねるごとにそれを磨いていく作業ですね。それが他の役ではできないことであり、楽しいですね。  「磨く」というのは、シーズンを重ねるごとにウシジマという役柄自体が変化・成長していくということとは異なる。 山田:違いますね。いつも言ってるのは「Season1」で、1本の樹から“ウシジマ”を彫り出し、ほとんど出来上がったんですけど、それをどんどん紙やすりで滑らかにしたり、磨き上げていくということなんです。他の役だと、撮影期間中にある程度、役柄と自分の適度な距離を見つけて、並行して歩みつつ「よーい、スタート」の瞬間に混ざって、「カット」が掛かるとまた元の距離に戻るということの繰り返しなんです。丑嶋に関しては、外側の要素(外見、歩き方、話し方、佇まいなど…)を磨いた上で、中身は空洞になってて、すっぽりと役を被るような感覚です。  ドラマの開始前に原作を全巻そろえたそうだが「4巻まで読んで『無理だ!』ってやめました。精神的にキツくて読めない(苦笑)」という。原作の影響も必要最小限に抑えており、何より山田自身、ウシジマという人物を完全に理解しようとはしていない。窪田正孝 山田:他の役なら「なぜこの人はここに来て、こう言ったのか?」ということを考えるけど、ウシジマに関しては考えつつも答えは出さない状態で臨んでます。完全に理解すると、役柄が完全に“人間”になっちゃう気がするし、僕の色が付いちゃうのが嫌なんです。だから僕自身、取材でウシジマの内面について聞かれても、理解しようとしてないので答えられない(笑)。ウシジマの不気味さって、メインのキャラクターなのに語られないところだと思うんです。何者なのか分からない。そのために作り込まない方がいいんです。  変わらず、語らず、もっと言うとSeason1や今回の劇場版では「出てくることさえ少なくなる」(山田)。そんなウシジマの存在感が際立つのは、個性的な債務者やその周囲の者たちが、ウシジマの輪郭を浮き彫りにしていくからこそ。窪田が演じたのは、その内の一人、No.1を目指すホストの麗。 窪田:演じる上ではホストということは意識し過ぎないで演じてましたね。やはりどうやってもホストには見えないので(笑)。いい意味でホストから意識を離して「No.1を目指す!上を目指す!」という部分に徹して、そのためにはどんな女性とも寝るし、何でもするというところを表現できたら――特に母親の死をきっかけに変わっていく部分を見せられたらと考えてました。  役柄に対して共通点や似た思いを感じる部分は? 窪田:俳優という仕事をさせてもらってますが、何の先の保証もなくて、ある意味で“水商売”だと思うし、いまを頑張らないといけないという意味ではホストと似ている部分はあるのかなと思います。“覚悟”というと大げさですけど「この世界で生きていく」という思いを持ってやっていくところは同じなのかもしれませんね。  俳優として上を目指す。窪田のそうした気持ちのきっかけになっているのは、同じ事務所の先輩でもある山田の存在だという。 窪田:こんなこと言うと「後輩だから」と言われそうですけど、僕は山田さんの出ていた「白夜行」が本当に好きで、いつか一緒に仕事をしたいという気持ちをずっと持ってたんです。今回の麗じゃないけど、一緒に事務所に入った同期もずっとそういうことを言ってて…。だから『十三人の刺客』、今回と一緒に仕事をさせてもらえて、ひとつ目標が叶いましたね。  2人が直接、顔を合わせるシーンは決して多くないが、短いやり取りが後に大きな意味を持つ。ウシジマの事務所で金を借りようとする麗だったが、ウシジマは返済能力がないとみなし、首をタテに振らず「お前、何でホストになった?」と問いかける。この問いが麗を変えるきっかけのひとつとなる…。 窪田:山田さんが演じるウシジマは肝が据わってて、共演してみて表情もすごく好きだし、目力や佇まいからセリフを口にしなくても伝わってくるものがあって、勉強させてもらいました。事務所のシーンは朝早くて、僕自身ちょっとボーっとしてて(笑)問いただされた時、山田さんの目をじっと見てたのを覚えてます。あの空間、社長の席の前に行くと、見透かされてしまうような感じがすごくあるんです。メガネの奥からドンとくるものがあるんですよ。窪田正孝  クールな役柄から、チャラい若者まで作品ごとに変幻自在に演じ分ける窪田。「一番重視しているのは、現場でいい意味で力を抜くこと。肩に力が入ってしまいやすいので、自分の家にいるような状態で、現場で監督に色付けしてもらう意識で臨んでます」と自らのスタンスを明かす。麗を変えたウシジマのひと言のように、俳優人生で掛けられた忘れられない言葉は? 窪田:20歳の時に三池崇史監督と「ケータイ捜査官7」でオーディションで役をいただいたんですが、その作品で「10年後に会おう」とサラッと言われたのを覚えてますね。「10年後、どうなってるのか楽しみだ」って。僕は「あ、10年会えないのか」と受け取って(笑)、それまで生き残っていられたらいいなと思ったんですが、そうしたらその半年後に『十三人の刺客』でまたご一緒させていただきました(笑)。  見る側だけでなく、俳優にとっても「闇金ウシジマくん」は大変ではあるが、個性的な役柄を演じられる「出てみたい作品」だという 窪田:大変は大変でした。楽しかったのはもちろんですが、(門脇)麦ちゃんとのシーンも1カットで台本4ページ分くらいの長ゼリフがあったり、ボコボコにやられるシーンもあったのですが、そこも1回で決まらずに4回くらいやって「もっと顔に」と言われたり(苦笑)。 山田:20代前半の俳優が出ることが多いので、やべ(きょうすけ)さんとも「このシリーズは若手俳優の登竜門になるね」って話してた(笑)。 窪田:そう思います。特に男が憧れる役だし、この作品で磨かれていく部分が多い。これから出てくる若い俳優さんも「出てみたい」と思う作品だと思います。窪田正孝 時計 アニエスベー 時計 セイコー ハミルトン スイス 時計 citizen 腕時計 iwc 時計 noon 時計 ck 時計 インディペンデント 時計 フレデリックコンスタント マークバイマークジェイコブス michael kors 時計

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