2014年10月15日水曜日
崖っ縁オリックス 糸井悲壮決意“壊れてもいい”
崖っ縁オリックス 糸井悲壮決意“壊れてもいい”
大詰めのパ・リーグ優勝争いは28日、首位のソフトバンクが札幌ドームで日本ハムに4―6で敗れれば、2位のオリックスもQVCマリンフィールドでロッテに2―4で負け。ここへきて両軍ともに連敗地獄にはまり、1ゲーム差は変わらなかったが、Vへの思いはどちらも負けていない。3連敗の猛牛軍団では超人・糸井嘉男外野手(33)がパワーMAXのラストスパートを宣言した。糸井嘉男
ロッテに敗れて3連敗のオリックス。先発の吉田一が初回に3連打で2点を奪われ、3回には2番手のマエストリが角中に2ランを被弾。打線は4回と6回に1点ずつ返しただけで、試合をひっくり返すことはできなかった。
ここへきて首位のソフトバンクに“お付き合い”の黒星は手痛い。29、30日の楽天戦(コボスタ宮城)に連敗すれば、10月2日のソフトバンクとの直接対決(ヤフオクドーム)を待たずに優勝の目が消える。残りは5試合。数字上は瀬戸際に追い込まれた形だ。糸井嘉男
だが、逆転優勝の可能性がなくなったわけではない。森脇監督は「苦しいのは一緒。残りの試合を、悔いの残らないようにしっかりやっていきたい。その日、その日で勝つことに全力を尽くす」ときっぱり。ナインもここから仕切り直しの連勝街道突入を誓っている。
なかでも気合を見せつけたのが糸井だ。両ヒザ、右足甲、右脇腹にケガを抱えながらの戦いで、練習は別メニュー。アップの段階からチームから離れ、トレーナーとともに外野で黙々とランニング。フリー打撃が終わるとすぐに室内にこもって治療を受け、試合後も入念な治療とアイシングをする日々が続いているが、この日の敗戦後、本紙の直撃にこう言い切った。「優勝のために、もう後がないのは十分に分かっている。自分のケガはここまでくれば、もう関係ない。悪化する可能性? それも関係ないから!」
糸井について、首脳陣は「あいつは最後の最後までグラウンドに立つつもりでいる。首位打者のタイトルよりもチームの優勝のことを思ってやっているよ」といい、チーム関係者も「嘉男はチームのことを人一倍考えている。(優勝のためなら)“壊れてもいい”ぐらいの気持ちのはず」と話していたが、まさにその通り。糸井は、その並々ならぬ覚悟を本紙に宣言したのだ。
帰りのバスに乗り込む前、糸井は「必死のパッチや!」とも叫んだ。オリックス18年ぶりの優勝へ。超人は過去にないフルパワーで残り試合に挑む。糸井嘉男
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