2014年10月12日日曜日

阪神の新守護神、呉昇桓は本当にすごい投手なのか?

阪神の新守護神、呉昇桓は本当にすごい投手なのか?  2005年以来のV奪回を目指す阪神はこのオフ、韓国プロ野球史上最多の277セーブを記録している31歳の右腕・呉昇桓(オ・スンファン)と超大型契約を結んだ。呉昇桓  その内訳は、契約金が2億円、年俸が3億円、前所属の三星(サムソン)ライオンズに払う移籍金が5000万円で、さらに5000万円の出来高がオプションとしてつけられている。「高すぎるのでは?」という声が日本で聞こえている一方、韓国の反応は逆だ。同国の球界事情に精通するスポーツライター、慎武宏氏が語る。 「呉昇桓は三星に5回の優勝をもたらし、2013年のWBC(ワールド・ベースボール・クラシック)では韓国代表のクローザーを務めたスーパースター。日本でいう、『大魔神(佐々木主浩/元横浜)』のような存在です。総額9億円は相応の額、というのが韓国国内の反応ですね」  韓国球界での軌跡を振り返ると、呉昇桓のすごみがよく分かる。大卒1年目の2005年から三星のクローザーとして活躍し、61試合に登板して10勝16セーブ11ホールドで新人王を獲得。韓国シリーズでは3セーブを挙げてMVPを受賞した。2006年に韓国記録の47セーブを樹立すると、同年から3シーズン続けて最多セーブに輝く。このころ、三星には林昌勇(イム・チャンヨン/2008年~2012年・ヤクルト、現シカゴ・カブス)が在籍していたものの、慎氏によれば、「呉昇桓の活躍で影が薄れたほど」だった。2009年、2010年は右ひじの故障に苦しんだが、復活した2011年には再びシーズン47セーブのタイ記録を作り、韓国シリーズでは2度目のMVPに選ばれている。呉昇桓  通算9年間で444試合に登板した「鉄腕」の武器は、常に球速150キロ台を計測するストレート。球威があり、韓国では「石直球」と言われている。  2009年のWBCで日本代表の投手コーチを務めた与田剛氏が、対戦時の印象を話す。 「真っすぐはバッターの手もとで伸びてきて、スピードガンの表示以上に速さを感じました。投球フォームにブレがないから、コントロールが良い。非常に安定感があり、バッターからすると厄介なピッチャーです。スライダーもキレがいい。タイプ的に言うと、左と右で違うけど、球の速かったころの岩瀬仁紀(中日)に近いですね。球の角度、ボールをコントロールする技術の高さも似ています」  呉昇桓には巨人、楽天、ソフトバンク、オリックスも興味を示していたと報じられている。そんななか、阪神が獲得できた理由は4つあると、前出の慎氏が言う。 「阪神はどこよりも早くからラブコールを送り、呉昇桓にとって信頼感につながったのが、ひとつ目の理由です。ふたつ目はVIP待遇。春季キャンプでは、韓国料理と韓国式サウナが用意されるようです。3つ目は、阪神が名門球団だから。日本でプレイした韓国人投手は多くいますが、縦縞に袖を通すのは呉昇桓が初めて。彼は自信家なので、そういうところに誇りを感じている様子です。4つ目は、大阪にはコリアンタウンがあること。そこにも愛着を感じたようですね」  以上の点を総合すると、呉昇桓にとって阪神は、環境がそろったチームと言える。一方、虎党にも頼もしいデータがある。過去に来日した韓国人投手には林昌勇のほかに、宣銅烈(ソン・ドンヨル/1996年~1999年・中日)、趙成珉(チョ・ソンミン/1996年~2002年・巨人)、鄭珉哲(チョン・ミンチョル/2000年~2001年・巨人)、具臺晟(ク・デソン/2001年~2004年・オリックス)らがいるなか、林昌勇や宣銅烈のようにクローザーが好成績を残している点だ。慎氏が言う。 「韓国のクローザーにとって、日本は仕事をしやすい環境です。林昌勇が話していましたが、『韓国ではロングリリーフが当たり前だったけど、分業制が確立している日本では抑えの1イニングに集中できる。だから体調管理しやすい』とのことです。呉昇桓は、林昌勇から『日本のチームメイトに早く溶け込むように』など、私生活を含めてアドバイスをもらっています。また、本人も韓国メディアに『日本語を勉強したい』と話していました」呉昇桓  阪神のチーム事情に目を向けると、2013年はクローザーを固定できずに苦しんだ。現代野球において、確実に1イニングを任せられるセットアッパーとクローザーの存在は不可欠だ。18年ぶりの優勝を飾った2003年は、ジェロッド・リガン、安藤優也、ジェフ・ウィリアムスが必勝リレーで試合を締めくくり、2005年には「JFK」こと、ウィリアムス、藤川球児、久保田智之がリーグ制覇の原動力になっている。  そうした意味で来季、8年ぶりのリーグ優勝を狙うには、呉昇桓が守護神として機能することが欠かせない。絶対的なクローザーの存在が、チームに計り知れない好影響をもたらすと、与田氏は指摘する。 「抑え投手やセットアッパーがしっかりしていると、9イニングでゲームセットのところが、実質的に8回、7回、6回と短くなっていきます。阪神に『JFK』がいたころ、対戦相手には『6回までにリードしなければ』というプレッシャーがかかっていました。抑えやセットアッパーの存在で、相手の反撃チャンスを1イニングでも短くできればプラスになる。呉昇桓の加入で、相手チームに『8回までに点を取らなければ』と思わせることができれば、阪神にとって非常に大きい」  9回を確実に抑える投手がいれば、首脳陣は試合の流れを逆算して継投策を講じることができる。それほどチームにとって、クローザーの存在は大きい。  2012年まで、守護神の役割を果たしたのが藤川だった。背番号22を引き継ぐ呉昇桓は、同じ役割を果たすことができるだろうか。  前出の慎氏に聞くと、不敵な笑みを浮かべながら言った。 「阪神ファンは、藤川と同じ実力の選手が来ると思ってくれていい。呉昇桓は、それくらい実力があります。阪神は、絶対に呉昇桓の獲得を後悔しないはずです」  鳴り物入りで来日する31歳の右腕が、V奪回のキーマンになることは間違いない。阪神はついに、真のクローザーを手に入れたようだ。呉昇桓 アディダス アディダス スニーカー adidas 服 adidas nba リーボック スニーカー ナイキ スニーカー 人気 スニーカー vans プーマ サッカニー アディダスオリジナルス ニューバランス 人気モデル 夏服 野球用品

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