2014年10月8日水曜日
<ノーベル賞>「田舎者でも世界レベルでできる」中村さん
<ノーベル賞>「田舎者でも世界レベルでできる」中村さん
青色発光ダイオード(LED)の開発で2014年のノーベル物理学賞に選ばれた米カリフォルニア大サンタバーバラ校教授、中村修二氏(60)が8日までに毎日新聞のインタビューに応じた。中村氏は大企業に属さない地方出身者としての体験を基に、リスク覚悟で競争社会の大海原にこぎ出す若者にエールを送った。中村修二
「有名大学の出身でなくても、田舎者でも、がんばれば世界レベルで何でもできるという証明ができた」
中村氏は、毎日新聞のインタビューに受賞の意義をこう語った。学歴や組織に頼らず、グローバルな競争社会で挑戦する若者に希望を与えたいという。
中村氏は愛媛県立高校、徳島大学、同大学院を経て、地元徳島県の日亜化学工業に就職した。青色LED開発に着手する前の自身を「四国から出たことがなかった田舎者」と振り返り、「地方大学で(指導の)先生もいないところで自分で研究してきた」と語る。中村修二
7日の記者会見では、大企業に所属しない日本の地方大学出身者が、米国で認められていく道筋を解説してみせた。
中村氏は就職後、青色LED研究のため留学した米フロリダ大学で「米国では博士号が一番重要視される」と知り、「自分のように大組織の支援がない人間には博士号取得しかない」と決意。帰国後、働きながら徳島大学大学院で指導を受けたと語った。「日本に戻った私の夢は、青色LED開発より博士号取得だった。だから博士が取得しやすい徳島大学を選んだ」と冗談交じりに語った。
一方、「私を研究に駆り立てたのは怒りだ。今も時々怒り、それがやる気になっている」とも述べた。日亜の技術者時代、特許を巡り同社との訴訟に至った経緯に触れ、怒りを前向きなエネルギー源に転換してきたと振り返った。中村修二
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