2014年10月12日日曜日
阪神呉昇桓 1年目外国人最多36S
阪神呉昇桓 1年目外国人最多36S
お釣りをつけて、汚名を返上した。23日に逆転サヨナラ2ランを浴びた守護神呉昇桓10+ 件投手(32)が、力強く立ち上がった。2奪三振の3者凡退で、1日遅れのハイタッチ。通算36セーブで、1年目助っ人の最多記録を塗り替えた。おめー、やればできるじゃん、なんてヤボは言わない。残り6戦にCS、シリーズ…。じゃんじゃんセーブを積み上げてや。呉昇桓
ハイタッチの列に加わったとき、ようやく呉昇桓10+ 件の表情が崩れた。前日の悪夢は枕元に置いてきた。2点リードの9回に満を持して登板。「呉昇桓10+ 件コール」のなかマウンドに上がると、アドレナリン全開のボディーから石直球がさく裂した。代打下園を3球で捕邪飛に打ち取ると、後藤、柳田を連続の空振り三振に沈めた。
「昨日失敗してしまったので、次の試合でしっかり切り替えて抑えることが大事だと思っていました」
前日23日は1点リードの9回、ブランコにサヨナラ2ランを浴びた。長い夜を過ごしたが、気持ちは切り替えていた。今季の登板で、連続してセーブに失敗したのは1度だけ。球場に入ると吹っ切れていた。これで36セーブ目。歴代助っ人の1年目セーブ数で単独トップに立った。日本球史にその名を刻んだ。呉昇桓
「セーブ数よりも失敗した数が多いので、そっちの方が思い出す試合は多い」
試行錯誤のなかで、日本流を作り上げた。韓国時代は直球とカットボールのみで勝負していた。だが日本ではファウルで粘られることが多くなり、スライダーやスプリット、ツーシームを解禁。代理人には「変化球に手応えを感じている」と話すほどだった。だが変化球を多投すると、かわすクセがついてしまった。
セーブに失敗すると試合前に早めに球場入りし、スコアラー室で何度もビデオを見た。捕手やコーチとも意見交換し、自分を見つめた。反省のなかで浮かび出た結論が、変化球で直球を生かす投球。空振りを取る投球だった。日本でのスンファンスタイルを見つけた。
「日本では、またゼロからのスタートなので」
韓国での記録や名誉にもすがらない。誰の言葉にも耳を傾け、謙虚に向き合う。それでいてマウンドに立てば自信満々。こんな守護神だからこそ、数字が積み上がっていく。呉昇桓
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