2014年10月15日水曜日
【画像】所在不明だった国宝級の名刀「島津正宗」を150年ぶりに確認
【画像】所在不明だった国宝級の名刀「島津正宗」を150年ぶりに確認
江戸時代末期の1862(文久2)年に皇女和宮(かずのみや)(1846〜77)が徳川第十四代将軍・家茂(いえもち)(1846〜66)に嫁ぐ際、徳川将軍家が天皇家へ献上し、その後所在不明だった名刀「島津正宗」が約150年ぶりに確認された。個人所蔵となっていたが、2013年度に京都国立博物館へ寄贈された。「名工中の名工」といわれる正宗作とされ、専門家も「国宝級の名刀」と評価。10月15日から同博物館で初公開される。 島津正宗
江戸時代中期に八代将軍吉宗が刀剣の鑑定や研磨を生業とする本阿弥(ほんあみ)家に編集を命じ、その後刀剣の評価基準となった「享保名物帳」には「島津正宗」の名が見え、長さ「二尺二寸七分」と記載。また、1919(大正8)年に発行された「刀剣名物帳」には和宮降嫁の際、徳川将軍家が島津正宗に金千両を添えて天皇家に献上したと記されている。無銘で、名前の由来は分かっていない。 島津正宗
所在不明になったのは献上から間もない時期。同博物館によると、寄贈した大阪市内の個人が69年、天皇家に近い近衛家から譲り受けたという。
同博物館学芸部の末兼(すえかね)俊彦研究員(金工)によると、長さが享保名物帳の記載通り2尺2寸7分(68.7センチ)であることや近衛家に伝来していたこと、江戸時代の刀剣カタログ「継平押形(つぐひらおしがた)」記載の島津正宗の刃文が酷似していることから実物と断定した。島津正宗
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